水道インフラメーカーの歴史と現在を伝えるコーポレートサイトブランディング。
光明製作所様|コーポレートサイトブランディング
大阪・和泉市を拠点に、給水装置といわれる製品の開発・製造を行う光明製作所さま。「記念誌をつくりたい」というご相談をいただいたことをきっかけに、プロジェクトがスタートしました。ヒアリングを重ねる中で、「実際の会社の雰囲気とWebサイトにギャップがある」という課題が見えてきました。
1|企業の“これまで”と“これから”を伝えたい。
採用強化や企業認知向上も見据え、コーポレートサイト・採用サイト・採用パンフレット・ロゴ・ポスター・チラシ・キャラクターリニューアルなど、広報全体を横断して携わるプロジェクトへと発展していきました。

ブルーは水だけでなく、誠実さや信頼を表現。ピンクは挑戦や成長への想いを象徴しています。
コーポレートサイト作成にあたり、まず“色”から設計をスタートしました。
ロゴのイメージカラーを見直すことで、「新しい社長体制になったこと」や、「これからの光明製作所らしさ」を、言葉だけではなく視覚的にも伝えたいと考えたためです。
カラー選定では、実際の会社の雰囲気や感覚もヒントにしながら方向性を整理。
そこで生まれた配色は、コーポレートサイトや採用ツール、各種販促物にも展開され、ブランド全体の印象をつくる重要な軸になっていきました。
2|「過去」だけではなく、“次の100年”を見せる。
今回のブランディングで重視したのは、“80年の歴史”をどう魅力的に伝えるか、そして「次の100年へ向けてどのような未来を描いていくのか」を表現することでした。
そこで、コーポレートサイトと採用サイトにそれぞれ異なる役割を持たせ、企業の「過去・現在・未来」が伝わる構成を設計しました。
コーポレートサイトでは、“過去から現在”を軸に構成。創業から積み重ねてきた歴史や地域との関わり、そして“豊かな生活を”という理念を丁寧に整理しながら、長年にわたり水道インフラを支えてきた企業としての信頼感や存在価値を表現しました。
一方、採用サイトでは“未来”をテーマに設計。「これからの光明製作所を一緒につくっていく人」に向けて、会社が目指す未来や働くことの意義を伝えることを重視しています。

実際にお話を伺う中で感じたのは、長年にわたり水道インフラを支え続けてきた技術力や信頼。
私たちが目指したのは、そうした光明製作所さまの素晴らしさを正しく伝えることでした。
3|300種以上の製品を、“探せる情報”へ整理。
光明製作所さまでは約300種類以上の製品を取り扱っており、それぞれの仕様確認や情報登録、分類整理が必要な状態でした。単純に製品情報を掲載するだけではなく、「必要な情報へスムーズにたどり着ける仕組み」を構築することに。
そこで、
・事業
・分類
・用途
・仕様
といった複数のカテゴリから検索できる仕組みを設計。
さらに、関連製品へ自然に遷移できる導線を整備することで、製品同士のつながりも理解しやすい構成にしました。
約300種類に及ぶ製品情報を整理・体系化することで、「掲載するためのサイト」ではなく、「探しやすく、活用しやすいサイト」へとアップデートしています。

多岐にわたる製品を分かりやすく分類し、目的の製品へスムーズにアクセスできる構成を設計。
専門性の高い製品群でも探しやすいように、視認性と導線設計に配慮しています。

膨大な製品情報を体系化することで、企業の技術力を伝えるだけでなく、お客様が必要な情報を見つけやすい製品データベースへと刷新。
あらゆるデバイスで閲覧できるレスポンシブ対応に。
4|複雑な事業内容を、誰にでも伝わる形へ。
光明製作所さまは、水道機器の製造だけでなく、仮設配管資材のレンタル事業や災害時のライフライン復旧支援など、多岐にわたる事業を展開しています。
一方で、その事業内容は専門性が高く、初めてサイトを訪れた方にとっては「何をしている会社なのか」が伝わりにくいという課題もありました。
そこで事業紹介ページでは、複雑なサービスや事業内容を整理しながら、アイコンや図解を活用した視覚的に理解しやすい構成を提案。事業ごとの役割や特徴を直感的に把握できるよう設計しました。

各事業の役割や特徴を整理し、オリジナルアイコンを制作。
専門性の高い事業内容を視覚的に表現することで、初めてサイトを訪れる方にも事業の全体像が伝わる構成に。
また、水道インフラがどのように街の暮らしを支えているのかを伝えるため、街全体をイラスト化したマップ表現も制作。水道管やバルブがどこで活躍し、光明製作所さまの技術がどのように社会インフラを支えているのかを、ひと目で理解できる見せ方を目指しました。
普段は目にすることのない水道のインフラや専門技術を生活者視点で可視化することで、「企業の技術が私たちの日常を支えている」という実感につながるコンテンツへと落とし込んでいます。

このマップはWebサイトだけでなく、防災イベント用ポスターや営業ツールにも展開。
「説明しやすい」「理解しやすい」と好評をいただき、企業理解を深めるコミュニケーションツールとしても活用されています。
5|“カエル”を、会社の象徴へ。
光明製作所さまには、以前から社内で親しまれていた“カエル”のキャラクターが存在していました。
「無事に帰る」「お金が返る」などの縁起を担ぎ、先代社長が実際にカエルを飼っていたことが由来となっており、社内でも愛着のある存在でした。
しかし当時は、車のステッカーなどに部分的に使われているのみで、ブランドとして十分に活用されている状態ではありませんでした。
そこで、「長年愛されてきた会社の資産だからこそ、もっとブランドの象徴として育てていきましょう」と提案。
採用サイト制作をきっかけに“おたまじゃくし”のキャラクターも新たに登場し、打ち合わせ中に自然発生的に名前案が生まれるなど、クライアントと一緒につくり上げていく空気感が印象的でした。

名称の社内アンケートを実施。
かえるの「ひかる」、おたまじゃくしの「あかり」として正式に採用されました。
6|“自分も社員の一人”の気持ちで向き合ったプロジェクト
今回の制作では、クライアントとのコミュニケーション量を特に大切にしました。
事業内容が非常に幅広かったため、「まずは深く理解しないと、本当に良いものはつくれない」と考え、勉強会や展示会にも参加。
神戸で開催された水道展にも実際に足を運び、競合他社の見せ方や業界全体の動きも含めてリサーチを行いました。
プロジェクトを進める中で強く感じたのは、社員同士の空気感の良さ。
部署を超えて自然にコミュニケーションが生まれており、“この会社が好き”という帰属意識が社内全体に浸透していました。
だからこそ、「今、何に困っているのか」だけではなく、「これからどんな会社にしていきたいのか」を深く聞くことを意識。
お客様が描く“ポジティブな未来”を共有しながら、企業のこれまでを整理し、これからを形にしていく。そんな伴走型のブランディングプロジェクトとなりました。

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